結論|30代でセミリタイアを目指すなら、最初にやるべきことは「辞め方」を考えることではない
最初に結論から述べます。
30代でセミリタイアを目指す人が最初にやるべきことは、
「いつ会社を辞めるか」を考えることではありません。
本当に最初にやるべきなのは、
- 自分の生活コストを正確に把握し
- セミリタイア後も破綻しない設計図を作り
- 選択肢を増やす準備を淡々と進めること
です。
この順番を間違えると、
「思っていたセミリタイアと違った」
「こんなはずじゃなかった」
という後悔につながりやすくなります。
本記事では、30代でセミリタイアを目指す人が最初の1〜2年で必ずやっておくべきことを、現実的な順序で解説します。
目次
- なぜ「最初の行動」がセミリタイアの成否を分けるのか
- ステップ① 生活費を“理想”ではなく“現実”で把握する
- ステップ② セミリタイアの定義を自分用に作る
- ステップ③ 必要資産額をざっくり決める
- ステップ④ 公的制度を正しく理解する
- ステップ⑤ 資産形成の仕組みを自動化する
- ステップ⑥ 働き方の選択肢を増やす準備を始める
- ステップ⑦ セミリタイアを「途中目標」にする
- 30代が最初にやってはいけないこと
- まとめ
- 関連リンク(国・公的機関)
1. なぜ「最初の行動」がセミリタイアの成否を分けるのか
30代でセミリタイアを目指す人の多くが、最初につまずく理由は共通しています。
- 情報を集めすぎて動けなくなる
- 逆に勢いで動きすぎる
どちらも、順番を間違えていることが原因です。
セミリタイアは短距離走ではなく、
設計 → 検証 → 修正を繰り返す長期戦です。
だからこそ、最初の一歩は「派手さ」ではなく「土台作り」が重要になります。
2. ステップ① 生活費を“理想”ではなく“現実”で把握する
最初にやるべき最重要ステップは、生活費の把握です。
ここで多くの人が、
- 節約後の理想的な生活費
- セミリタイア後の願望ベース
で考えてしまいます。
しかし必要なのは、今の現実の数字です。
具体的にやること
- 直近6〜12か月の支出を洗い出す
- 固定費と変動費に分ける
- 「最低限」「平均」「余裕あり」の3段階で整理する
この作業を飛ばすと、その後のすべてがズレます。
3. ステップ② セミリタイアの定義を自分用に作る
次に必要なのは、
**「自分にとってのセミリタイアとは何か」**を言語化することです。
- 完全に働かない?
- 月5万円だけ働く?
- 好きな仕事だけする?
正解はありません。
重要なのは、「自分の定義」を持つことです。
これが曖昧だと、
- 必要資金が定まらない
- 途中で目的を見失う
という状態に陥ります。
4. ステップ③ 必要資産額をざっくり決める
生活費とセミリタイアの定義が決まったら、
次は必要資産額をざっくり決めます。
30代の場合、目安としてよく使われるのは、
- 2,000万円:かなりタイト
- 3,000万円:現実的な最低ライン
- 4,000万円以上:精神的余裕あり
ここで完璧な計算は不要です。
方向性が合っているかどうかが大切です。
5. ステップ④ 公的制度を正しく理解する
意外と後回しにされがちですが、非常に重要なステップです。
- 年金
- 税制優遇
- 社会保険
を理解しているかどうかで、必要資金が大きく変わります。
特に以下は必ず確認しておきたいポイントです。
- 将来の年金見込み額
- NISA・iDeCoなどの制度
- 国民年金・厚生年金の違い
これらは 金融庁 や 日本年金機構 の公式情報をベースに把握するのが安全です。
6. ステップ⑤ 資産形成の仕組みを自動化する
セミリタイアを目指すうえで重要なのは、
意志に頼らない仕組みです。
- 給料日に自動積立
- 長期・分散・低コスト
- 頻繁に見ない
この仕組みができると、
- モチベーションの波に左右されない
- 継続が苦にならない
という状態になります。
7. ステップ⑥ 働き方の選択肢を増やす準備を始める
30代の強みは、まだキャリアを組み替えられることです。
セミリタイアを目指すなら、
- 副業
- スキル習得
- 業務委託
など、「会社一本足」以外の選択肢を少しずつ作っておくことが重要です。
これは収入目的というより、
心理的な安全装置として機能します。
8. ステップ⑦ セミリタイアを「途中目標」にする
30代でセミリタイアを目指す場合、
最初からゴールにしないことも重要です。
- まずは生活費の30%を資産収入で
- 次に50%
- 最終的に選択できる状態へ
というように、段階的に考える方が失敗しにくいです。
9. 30代が最初にやってはいけないこと
最後に、やりがちな失敗を整理します。
- 勢いで退職する
- SNSの成功例をそのまま真似する
- 数字を楽観的に見積もる
セミリタイアは「早さ」を競うものではありません。
10. まとめ
30代でセミリタイアを目指す人が最初にやるべきことは、
- 現実の生活費を把握する
- 自分なりのセミリタイア定義を作る
- 必要資産額を大枠で決める
- 公的制度を理解する
- 資産形成を自動化する
- 働き方の選択肢を増やす
これらを順番に積み上げることです。

セミリタイアはゴールではなく、
人生を自分で選べる状態に近づくプロセスです。
11. 関連リンク(国・公的機関)
- 金融庁 NISA
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/index.html - 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/n_net/ - 総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html
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