「セミリタイアしたいけど、生活費ってどれくらい必要?」
そう思ったことはありませんか?
セミリタイアを目指すうえで、最も大切なのは生活費の正確なシミュレーションです。この記事では、これからセミリタイアを目指す方のために、年間生活費の計算方法から、必要な資産額、副収入の考え方まで、具体的に解説していきます。
セミリタイアとは?完全リタイアとの違い
まず「セミリタイア」とは、会社を退職して自由な時間を増やしつつ、必要に応じて収入を得ながら生活するライフスタイルのことです。完全リタイアと違い、少しの仕事や副業などを通じて収入を得るのが一般的です。
- ✔ 完全リタイア:働かずに生活(年金や資産取り崩しがメイン)
- ✔ セミリタイア:副業などで最低限の収入を確保しながら自由な時間を満喫

セミリタイアを成功させるには、生活費の見積もりと資金シミュレーションが超重要だよ!
ステップ①|現在の生活費を正確に把握しよう
セミリタイア後の生活費をシミュレーションするには、まず「今どれだけお金を使っているか」を把握する必要があります。
主な支出項目のチェックリスト
費目 | 月額(例) |
---|---|
住居費(家賃・ローン) | 60,000円 |
食費 | 40,000円 |
光熱費 | 10,000円 |
通信費 | 5,000円 |
保険料 | 15,000円 |
医療費 | 5,000円 |
趣味・交際費 | 30,000円 |
その他 | 10,000円 |
合計 | 175,000円 |
1ヶ月の支出 × 12ヶ月 = 年間生活費(例:175,000円 × 12 = 210万円)
これが現在の年間支出のベースとなります。
ステップ②|セミリタイア後の理想の暮らしを描く
セミリタイア後は、どこで・どんな生活をしたいか?を想像しましょう。
これにより支出がどう変化するかをイメージしやすくなります。
例:セミリタイア後の支出見直しポイント
- 郊外や地方に引っ越しをして家賃を下げる
- 自炊中心生活+家庭菜園で食費を抑える
- 通勤がなくなるため交通費が減る
- 車を手放し、自転車生活する
- 趣味は自然散策や読書などのお金のかからないものにする

結果的に、セミリタイア後の生活費は意外と安くなる可能性があるね。
ステップ③|セミリタイア後の年間生活費を試算する
生活スタイルが定まったら、実際の生活費を計算します。
例:セミリタイア生活(郊外・単身)の年間支出モデル
費目 | 月額 | 年間 |
---|---|---|
家賃 | 40,000円 | 480,000円 |
食費 | 30,000円 | 360,000円 |
光熱費 | 10,000円 | 120,000円 |
通信費 | 5,000円 | 60,000円 |
保険・医療費 | 10,000円 | 120,000円 |
趣味・交際費 | 10,000円 | 120,000円 |
その他(雑費) | 10,000円 | 120,000円 |
合計 | – | 1,380,000円 |
月11万5千円ほどで生活できる計算になります。

セミリタイア後は、支出も抑えられたね!
ステップ④|セミリタイア後の収入源を考える
セミリタイアでは「働かずに暮らす」よりも、「少しの収入で足りる生活」が現実的です。以下のような収入源を組み合わせましょう。
セミリタイア後におすすめの収入源
- 株式・投資信託の配当金等
- 不動産収入(家賃収入)
- 副業(ブログ・YouTube・物販など)
- ライティング・クラウドワークス
- 週2~3日だけのパート・アルバイト
収入例
- 配当金:年間80万円
- 副業収入:年間40万円
- アルバイト:年間30万円
→合計150万円=生活費カバーOK!
ステップ⑤|セミリタイアに必要な資産額を試算
収入があっても「ある程度の貯金や投資資産」は必要です。
ここで使えるのが【4%ルール】。
4%ルールとは?
年間支出の25倍の資産があれば、投資収益で生活可能とする考え方です。
必要資産=年間生活費÷0.04
たとえば生活費が138万円の場合:
1,380,000円÷0.04=3,450万円
つまり、3,450万円の資産があれば理論上セミリタイア可能です。

※副収入があれば、もっと少ない資産でもOK!
ステップ⑥|インフレ・税金・保険料も忘れずに
生活費シミュレーションで忘れがちな項目も要注意!
- インフレによる物価上昇(毎年2%程度と仮定)
- 所得税・住民税(副収入や配当に対して)
- 国民健康保険・国民年金(非正規でも必要)
これらを考慮すると、実際には年間+10〜20万円程度を余裕資金として見ておくと安心です。
ステップ⑦|セミリタイア計算シートで視覚化しよう
Googleスプレッドシートなどで、生活費・収入・資産のシミュレーションを見える化しましょう。
入力しておきたい項目
- 年齢とリタイア希望年齢
- 現在の貯金・資産額
- 年間支出予定
- 副収入見込み額
- 想定利回り(投資収益)
これにより「何年後にセミリタイアできるか」が明確になります。
まとめ|セミリタイアは「生活費の見える化」から始まる
セミリタイアを実現するには、現実的な生活費シミュレーションが欠かせません。
無理なく生きていくための支出と収入を見直すことで、意外と早くセミリタイアに手が届くかもしれません。
①今の支出を見直す
②生活スタイルを再設計
③必要資産と収入源を明確化
これらを一つずつ丁寧に進めていけば、あなたの理想のライフスタイルはぐっと近づきます。

セミリタイアに向けて重要なことは、収入アップを目指すこと、無駄な支出を抑えることだね!